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芸術工学部キャンパス内の桜について
芸術工学部のある北千種キャンパス内に、シンボル的な存在の桜の樹があることを皆さんご存知でしょうか?
毎年春に見事な花を咲かせ、我々の目を楽しませてくれている桜ですが、 年を重ねだんだんと弱ってきております。
台風等で枝が折れれば、周囲の建物を破損させるだけでなく、 桜自身もダメージを受ける恐れがあるため、この度、平成25年10月14日に弱っている枝の切り落としと、 防腐処理を行いました。
枝を落とすことは、止むに止まれぬ処置でしたが、 一見、とても痛々しい姿になってしまったため、心配された方も多いと思います。
そこで、芸術工学部同窓会 萱光会より、サクラ等の保全・普及活動を行っている「公益財団法人 日本花の会」から 主任研究員・樹木医の田中敏行様をお招きし、桜の診断をしていただきました。
結果、次のようなお話を伺いました。
桜が弱っている大きな原因としては…
◆1.土壌が窪地になっており水はけが悪い。
しかし、配管等を整備し直すような大規模な工事は現実的でないため、当面は現状のまま様子を見ていくことになりました。
今後、桜が台風等でダメになった場合に、新しい桜の苗を植樹し、 その際に盛り土をすることで、土壌の改善をしていくと良い、とのご提案を頂きました。
◆2.害虫(コスカシバ)が寄生していること。
来年の5月頃にフェロモントラップ等の薬剤で駆除することをアドバイスいただきました。
こちらは大学側で対応して行く予定です。
そして… 来学される皆さまへのお願いです。
前述の通り、桜には水はけの良い土壌が適しており、 踏み固めることで土壌が悪くなる恐れがあります。
桜の植わっているところへは立ち入らないように、ご協力をお願い致します。
芸術工学部同窓会 萱光会・芸術工学部事務室